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2014.11.13

Vol.32 日本の秋を味わい尽くす ~鎌倉の紅葉 後編~

紅葉を好んだ芸術家・文学者たち

紅葉を好んだ芸術家・文学者たち小津安二郎監督の1951年の映画「麦秋」の舞台は北鎌倉。原節子演じる大家族の娘、紀子の結婚にまつわる心の機微、父との心の交流が、鎌倉の街並み、秋の風景とともに美しく描かれる名作です。小津自身も、49歳から北鎌倉に居を構え、お墓も円覚寺にあります。鎌倉の街並み、とりわけ秋の風景は、数多くの芸術家、文学者に愛されました。
夏目漱石の「門」の主人公、宗介が人生に悩み、最後に一人佇むのは円覚寺の山門の前。これは、神経衰弱に悩まされた漱石自身が円覚寺に参禅に訪れた経験が投影されています。芥川龍之介、有島武郎、泉鏡花らの文学者も、鎌倉に居住あるいは長期滞在し、作品の着想を得ています。川端康成も、鎌倉の中で3度も転居しています。
そして現在も、鎌倉は現代美術作家、ミュージシャン、デザイナー等が都心から移り住むことが多い街。昔も今も、芸術家にインスピレーションを与え続ける街なのです。

鎌倉における紅葉スポットの紹介~夜編~

鎌倉における紅葉スポットの紹介~夜編~鎌倉の街は前中世からの歴史がありますが、近現代の創造者により新たな彩が添えられていることを忘れてはなりません。毎年私たちの目を楽しませてくれる美しい紅葉にも現代的な演出が施されています。
ここで取り上げたいのが長谷寺で行われる紅葉のライトアップ。長谷寺の創建は奈良時代にまで遡るといわれ、本尊の十一面観音像、妙智池と放生池という2つの池を持つ大きな庭園で有名です。文学者との関わりも深く、境内には高浜虚子の句碑、久米正雄の胸像等も建てられています。「花の寺」の通称もありなど季節ごとの花が境内を飾ります。そして紅葉の見頃は11月下旬から12月初旬。長谷寺では鎌倉エリアでは極めて珍しく、ライトアップ、夜間特別参拝が行われています。紅葉だけではなく、竹林、仏閣や仏像が色とりどりの光線に照らされる姿はまさに中世と現代のコラボレーション。昼間とは異なる幻想的な雰囲気が参拝客を神秘的な世界へ誘います。

鎌倉における紅葉スポットの紹介~お夕飯編~

鎌倉における紅葉スポットの紹介~お夕飯編~夕方まで鎌倉の仏閣、紅葉を楽しんだあとは、ディナーの時間です。長谷寺の近くには、鎌倉の文学者、芸術家がこよなく愛した、創業明治40年の老舗和食店「浅羽屋本店」があります。
同店は、天ぷらやしらす料理も魅力ですが、とくにうなぎ料理がおすすめです。炭火で焼き上げたふっくらとした口当たりが心地よく、小津監督の好物であったことで広く知られています。名店でありながら、値段が手頃であることも嬉しいところです。
和食だけではありません。鎌倉エリアには、イタリアンやフレンチの一流のシェフが構えるお店も多数あります。このことも、鎌倉の特徴をよく表しているといえます。料理人もまた、鎌倉に魅せられ、自らの料理に新たな着想を得ているのです。

家族で、カップルで楽しめる鎌倉の秋

家族で、カップルで楽しめる鎌倉の秋鎌倉が何度訪れても新たな発見をくれる街であることの理由は、数多くの歴史的建造物の存在も然ることながら、絶えず変化しながら、中世、近世、現代と、歴史の折り重なりが感じられることにもあるのでしょう。紅葉の時期はこの鎌倉のつきせぬ魅力を堪能するために、まさにもってこいの季節です。
居を構え、生活の拠点とするにしても、また家族、夫婦水入らずの旅行、またカップルのデートスポットとしても各々のシチュエーションにより、鎌倉の街は違った顔を見せながら人々を迎え入れてくれます。
今年も鎌倉の紅葉の季節が迫ってきました。秋の鎌倉で素晴らしい体験や一生の思い出をつくられてはいかがでしょうか。

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